むずむず脚症候群の原因はストレス!?治療方法とは?

なんだか足がむずむず・チリチリとして、なんとも言えない不快感がありませんか?
足にかゆみ止めを塗っても治らず、途方に暮れていませんか?

実はそれって、むずむず足症候群かもしれません!

今回は「むずむず脚症候群かも?」と悩んでいる方
に向け、症状や原因と、治療方法についてご紹介させていただきたいと思います。

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むずむず脚症候群とは?


むずむず脚症候群とは、その名の通り足がむずむずして不快感を感じる疾患です。
皮膚が痒いのではなく、足の中からむずむず・チリチリした感覚があるのです。

しかもいやらしい事に、その症状は夜寝る前に起きる場合が多いです。
布団に入っていざ寝ようとすると、足がむずむずして眠れなくなってしまいます。

勿論、一晩中むずむずしている訳ではありません。
起きて歩き回ったり足を動かしたりすると、症状は一旦和らぎます。

しかし、和らいだ隙に眠る事ができても、次の症状がやってくるのです。

その症状とは、

「周期性四肢運動」

というものです。
周期性四肢運動は睡眠中に20秒〜30秒のあいだに、何かを蹴るような動きで足首が痙攣するのです。

周期性四肢運動のせいで途中で目が覚め、また足のむずむずに悩まされ…
このサイクルを繰り返す事によって眠れなくなってしまいます。

むずむず脚症候群の原因


むずむず脚症候群の詳しいメカニズムはまだ不明ですが、脳内の神経伝達物質の
1つである「ドーパミン」が関係していると言われています。

ドーパミンは、人間が手足を動かしたり運動したりするときに働く神経伝達物質です。
そのドーパミンの機能が低下する事で、むずむず脚症候群の症状が起こるのです。

むずむず脚症候群の原因の1つとされるのが、鉄分不足です。
特に鉄欠乏性貧血と診断されている方や
妊婦や生理出血の方、人工透析を受けている方に多いとされています。

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なぜ鉄分が不足している=むずむず脚症候群になりやすいのかというと、ドーパミンの原料が鉄分であるからです。
鉄分が不足するとドーパミンの量は減少し、むずむず脚症候群の症状が現れてしまいます。

ストレスは直接的な原因ではないですが、強いストレスは症状を悪化させる恐れがあります。
ストレスを感じないのは難しいので、自分にあったストレス解消法を探していきましょう。

むずむず脚症候群の治療方法


最後に、むずむず脚症候群の治療法についてです。

むずむず脚症候群は、生活改善と薬物療法で治療が行われます。

〈生活改善〉
まず、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは避けるようにします。
夕方以降はこれらを飲まず、カフェインレスの飲み物を飲みましょう。

鉄分を多く含むレバー、赤身の肉、ひじき、納豆などを
積極的に食べ、不足がちな鉄分を補うのも大切な事です。

筋肉が疲れたと感じたら、マッサージを受けたり
ストレッチをしたりして、筋肉をほぐすように心掛けましょう。

〈薬物療法〉
パーキンソン病に使われるドーパミン作動薬や、鉄不足の場合は鉄剤が処方されます。
寝付けず辛い時には、睡眠導入剤や安定剤を処方される事もあるようです。

むずむず脚症候群は皮膚科や整形外科ではなく、精神科や神経内科が専門です。
怖がらずに、一度受診してみる事をオススメします。

まとめ

むずむず脚症候群は、皮膚ではなく足の内部に違和感を感じる疾患です。
眠ろうと思った時に症状が現れ、寝付けず辛い思いをしている方も多いです。

その原因は、神経伝達物質であるドーパミンの機能が低下している事と考えられます。
鉄分が不足するとドーパミンが生成されず
結果ドーパミンの機能が低下してしまう事もあるようです。

治療法は、生活改善と薬物療法があります。

生活改善は、紅茶やコーヒーに含まれるカフェインは
夕方以降摂取しない、鉄分を多く含む食品を食べるなどです。
薬物療法はパーキンソン病に使われるドーパミン作動薬や鉄不足の場合は
鉄剤、場合によっては睡眠導入剤や安定剤が処方されます。

Originally posted 2019-03-22 18:00:28.

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