健康診断の結果を見ると、自分の悪いところがはっきり分かりますよね。
おそらく中性脂肪が高く、改善するようにと
言われた方も多かったのではないでしょうか?
しかし中性脂肪が高いと、一体何が起こるのでしょうか?
それを知らない事には改善のモチベーションが
上がりませんし、そもそも改善方法が分からないと思います。
そこで今回は、「中性脂肪」について詳しく解説していきます。
中性脂肪が高めと言われた方は、ここでしっかり勉強しておきましょう!
中性脂肪が高い原因
中性脂肪とは、簡単に言うと
「体脂肪」
の元となっている脂肪です。
人間が生きていくのに必要なエネルギー貯蔵庫でもあり、衝撃を受けた時の
緩衝材や寒さを防ぐ断熱材としての役割があります。
中性脂肪は食事によって増えたり減ったりを繰り返しますが
増加傾向にある方の食事は脂質やカロリーが高めと言われています。
・バター、クリーム、豚肉などの脂質
・果物、はちみつ、砂糖、お菓子、ジュースなどの糖質
・アルコール類全般
上記の食べ物を多く飲食していると、中性脂肪が高くなってしまうのです。
改善するには、食事の見直しと適度な運動が大切です。
上記に挙げた食べ物の量を減らすよう心がけ
逆に魚や食物繊維を積極的に食べるように心がけましょう。
食物繊維は、食べた糖質や資質の吸収を抑えてくれる働きがあります。
海藻
きのこ
野菜
に多く含まれており、カロリーも低くヘルシーな食材ですね。
更に適度な運動ですが、1日30分程度で軽く汗ばむ運動がオススメです。
ウォーキングやジョギング、家から出るのが億劫な方は
筋トレやエクササイズDVDなど、自分に合った運動を見つけましょう。
運動は自分のペースで続ける事が重要です。
1日出来なかったからと自分を責めず、出来る日を少しづつ増やしていきましょう。
中性脂肪が高い時の症状とは?
では、中性脂肪が高くなるとどのような症状が出てしてしまうのでしょうか?
まずは、体の中の血液がドロドロになってしまいます。
血液がドロドロになってしまうと、血管が詰まりやすく破れやすくなってしまいます。
更に肥満の原因になり、見た目にも影響してきます。
肥満は次項で説明する病気にもつながりますし、さまざまなリスクがあります。
将来的なリスク
最後に、中性脂肪が高い事による将来なリスクについて説明していきます。
中性脂肪が高くなってしまうと、将来命を奪いかねない、恐ろしい病気になる可能性が高いです。
・脳卒中
・狭心症
・心筋梗塞
・腎不全
・大動脈瘤
・脂肪肝
・糖尿病
・甲状腺機能亢進、低下
ざっと挙げただけでも、これだけの病気にかかるリスクがあるのです。
特に脳卒中や心筋梗塞は年に何人もの方が亡くなっている
病気ですし、腎不全は進行すると人工透析が必要になる場合もあります。
中性脂肪が高い場合、すぐに症状が現れないのが怖いところです。
ですので、日頃から生活習慣をこまめに見直し、中性脂肪を減らしていく事が大切です。
たかが中性脂肪と侮っていると、怖い目にあうかもしれません。
まとめ
中性脂肪は人間が生きていく上でのエネルギー貯蔵庫でもあり
衝撃を受けた時の緩衝材や寒さから身を守る断熱材の役割があります。
食生活によって中性脂肪は増減をし、中性脂肪が多い方は食生活の見直しが必要です。
脂質・糖質・アルコールを減らし、野菜・きのこ・海藻などの
食物繊維を多く含む食品を摂取するようにしましょう。
適度な運動も大事で、自分に合った運動を見つけ無理のないペースで行うようにしてください。
中性脂肪が高いと、すぐに症状が出てくるわけではないのですが
将来的に恐ろしい病気にかかるリスクが高くなります。
「あの時ちゃんとしておけばよかった」
と後悔する前に、今からでも遅くないので、生活習慣を改めるようにしましょうね。
Originally posted 2019-03-21 21:06:55.