ニキビができたから念入りに洗顔していたら、逆に悪化してしまった。
気が付けば肌がゴワついているし、皮脂崩れもひどい。
ニキビを治したかったはずなのにどうして?!
と気分が落ち込んだことはありませんか。
原因は乾燥のようだということまではわかったけれど、どうしたらよいのかわからないこともしばしば。
今回はそんな乾燥ニキビ対策についてお話ししたいと思います。
乾燥によるニキビの治し方とは?
そもそも、どうして乾燥がニキビを引き起こすのでしょうか。
顔のし過ぎや室内でのエアコン使用など、肌を乾燥させる原因は様々です。
乾燥すると外からの刺激から肌を守っていたバリア機能が低下します。
そこで肌を守ろうと未熟な角層細胞がどんどん作られていき、角質が厚くなり肌がゴワつきます。
乾燥すると肌は不足している水分を少しでも補おうと皮脂の分泌を増やしますが
厚くなった角質が毛穴をふさいでしまっているため、毛穴が詰まってしまいニキビができてしまうのです。
ここでニキビを治そうと洗顔をしっかり行ってしまうと、肌の乾燥状態が続き悪循環に陥ります。
とは言っても、汚れが残っていたらニキビの要因になりますよね。
しっかりと汚れは落とすけど刺激の少ない洗顔料を使って、水の温度、洗い方、すすぎから顔の拭き方まで気を付けてケアすることが重要です。
クレンジング・洗顔での肌ケアは肌の正常なターンオーバーを取り戻すための第一歩です。ポイントを押さえてキレイな肌を取り戻しましょう。
乾燥ニキビにおすすめの洗顔料
では、どのような洗顔料を使えば乾燥ニキビを改善することができるのでしょうか。
洗顔料を選ぶ際には、まず自分の肌質は
「乾燥がひどく肌がカサカサしている方」と
「乾燥もひどいが皮脂の分泌も多い方」
のどちらに当てはまるかを考えます。
前者の場合、肌への刺激が強くなく皮脂を必要以上に洗い流すことのないアミノ酸系の洗浄成分が入ったものがおすすめです。
しかし、この洗顔料を皮脂の分泌が多い方が使ってしまうと、洗い上がりにベトベトが残ったり、古い角質が落ち切らず、かえってニキビが悪化してしまうことになりかねません。
そういう方にお勧めなのが、汚れをしっかりと落とすことができる弱アルカリ性の洗浄成分です。
またこれらの成分に加えて、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されているものを選ぶと、しっとりとした洗い上がりになります。
赤ニキビで悩んでいる場合には、抗炎症成分であるグリチルリチン酸2Kやグリチルリチン酸ステアリル等が配合されている洗顔料を選ぶとニキビ改善により効果的です。
正しいクレンジング方法
自分に合った洗顔料を見つけても、ケアのやり方が間違っていると肌にストレスがかかってしまい逆効果です。
そこで正しい洗顔方法についてお話ししたいと思います。
① 使用するお湯は30℃~体温くらいのぬるま湯
洗顔につかうのは冷水でもなく、熱いお湯でもないぬるま湯です。
冷水を使うと、顔の皮脂やメイク、クレンジングの油分が固まってしまい汚れが落ち切らない原因となります。
一方、人肌よりもお湯を使ってしまうと皮脂が余分に流れ出てしまうだけではなく、セラミドも流出してしまい肌の乾燥を招くので、こちらも注意が必要です。
➁ 洗顔前に手を洗う
手を洗って雑菌や汚れを落としてから洗顔します。
私はこのステップで、洗顔前のお湯の温度調整を済ませてしまいます。
必ず、殺菌消毒機能のある手洗いせっけんやハンドソープを使って手をキレイに洗いましょう。
③ 予洗い(ぬるま湯だけで顔を洗う)をする
クレンジングオイルで既に化粧を落としている場合は別ですが、予洗いをすることで表面に付いた汗やほこりなどを落とします。
そうすることにより、洗顔料を使っての洗顔ステップですぐに毛穴の奥の汚れにアプローチすることができるようになり、肌への負担を軽くすることができます。
入浴時に予洗いをする場合には、絶対にシャワーを使わないように注意して下さい。
シャワーの水圧が肌への刺激になり、肌の乾燥に繋がります。
予洗いは手の平にお湯をためて肌をこすらないように行いましょう。
④ 洗顔料を使って顔を洗う
泡をたてて使用するタイプの洗顔料であれば、肌をこすらずに洗えるようしっかりと細かい泡をたてます。
泡立てネットがあれば、簡単に泡をたてることができますよ!
洗う順番ですが、顔のパーツの中でもっとも皮脂を分泌する
Tゾーン(おでこと鼻)から始まり、Uゾーン(頬からフェイスライン)、目元、口もとの順番です。
このように順番で洗うことで洗い残しも防ぐことができます。
洗いすぎは肌への負担になりますから、ここでの洗いは最長1分にして下さい。
⑤ ぬるま湯ですすぐ
すすぎはとても大切です。
すすぎ残しは肌荒れに繋がりますので、しっかりと流します。
最後にすすぎ残しがないかきちんとチェックしましょう。すすぎ残しがあった場合には、ぬるま湯で優しく洗い流します。
⑥ タオルで顔を拭く
顔をこすらないように優しく押さえて水分を取ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
文章で読むと気を付けることが多すぎて大変そう、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
美肌は一日にしてならず、なのです。
一度正常なお肌に戻ることができれば、日々のケアを怠らない限りは悪化しにくくなりますので、諦めずに打倒!乾燥ニキビ!でがんばりましょう。
努力した先に得るものはきっと大きいですよ!
Originally posted 2019-04-21 14:00:36.